犬のシャンプーを極めるためには下準備が必須!その理由と内容を解説!

シャンプー前の下準備

犬にとってシャンプーをされるということは必ずしも嬉しいことではないと思います。

水が苦手な犬や、触られたくないところがある犬もいます。

最近人気の柴犬などの日本犬は水が苦手な子が多く、シャンプーをするとなると鳴き叫ぶなんてこともよく見かけます。

そんな犬のシャンプーをする際には、できる限り短時間で安全に終わらせられるように気をつけたり、できるだけ嫌がらないようにしたいものです。

また、見た目にはいつもとかわらないけれど、シャンプーをしてもいい状態ではないこともあります。

シャンプーをスムーズに行うための下準備について解説していきます。

シャンプー前には必ず身体チェックを!

まずはシャンプーをしてもいい状態かどうかチェックをすることが大切です。

元気や食欲はあるか、吐いたり下痢したりしていないかを確認します。

シャンプーは人が思っている以上に犬にとっては疲れることなので、体調に不安がある場合は延期して、元気な日に行うようにしましょう。

それから全身くまなく見ていきましょう。

白目が赤くなっていたり、目ヤニがついていないかチェックしましょう。

薄いグレーや黒っぽい目ヤニが多少ついている分には大きな問題はないと思います。

もし、固まってこびりついている場合は、シャンプー前に水を含ませたコットンなどで目ヤニをふやかしてからとっておくことをおすすめします。

黄色〜緑色の目ヤニの場合は目に異常がある場合がありますので、シャンプーは行わず動物病院に相談しましょう。

耳アカがたくさんでていないか、赤みがないか、臭いがないかを確認します。

また耳を頻繁に掻いていたり、頭を振ったりしていないか観察しましょう。

こういう症状が出ている場合は、耳を悪くしている可能性もありますので、シャンプーをする前に動物病院で診てもらいましょう。

動物病院で働いているとたまにあることなのですが、

トリミングサロンやおうちでキレイに耳掃除をしてから来院されて、治療したほうが良さそうだけれど、検査をしても原因がわからないということがあります。

こういった場合は、診察や治療がスムーズにできなくなってしまうこともあるので、

異常がありそうなときはそのまま何もせずに動物病院に行きましょう。

歯石がついていないか、リップラインや口の中にできものがないか見ておきましょう。

もし歯石がたくさんついていて歯肉炎になっていたり、できものがあったりして痛みがあると

口周りを触られるのを嫌がることがあるので、シャンプー時に注意する必要があります。

皮膚

全身を優しく触ってみて、イボなどのできものがないか、毛がもつれているところはないか確認していきましょう。

耳、しっぽ、脇、内股、膝周りなど、

よく動く部分や摩擦が起きやすい部分はもつれやすいのでよくチェックしておきましょう。

耳は痒みがある場合、頻繁に掻いていると耳の後ろ側にもつれや毛玉ができやすいので要注意です。

毛をかきわけて地肌もチェックしていきましょう。

フケがでたりカサカサしていないか、逆にベタベタしていないか皮膚の状態を見ていきます。

状態によって、使用するシャンプー剤を決めたり使い方を工夫していくのでしっかり確認するようにしましょう!

もしも、赤みや湿疹や脱毛が見つかった場合は、シャンプーをする前に動物病院で診てもらいましょう。

先程の耳と同じで、シャンプーをしてしまうと皮膚炎の原因である細菌やカビを洗い流してしまい、正しい検査ができなくなってしまいます。

また、ありのままの状態を診てもらうことで治療方針もかわってくると思うので、皮膚に異常がある場合は必ずそのままの状態で動物病院に行くようにしましょう。

ブラッシングをする

身体チェックが終わったら、ブラッシングで大きな汚れや抜け毛を取り除いていきます。

全身にブラシをとおし、もつれがあるところはほぐしておきましょう。

もつれをほぐす時はスリッカーを使います。

スリッカーは無駄な力が入らないよう鉛筆のように持ちます。

腕全体で動かすと強い力がかかってしまうので、手首を使って軽く動かすようにしましょう。

自分の肌にスリッカーを当ててみて、痛くないか確認してから使うといいと思います。

いきなりもつれの根本からほぐそうとせず、毛先から少しずつほぐしていきましょう。

もつれを放置したままシャンプーをしてしまうと、

もつれの下の皮膚に汚れが溜まったままキレイに洗えなかったり、

すすぎが上手くできず、シャンプー剤が残ってしまい皮膚炎の原因になることもあります。

ただ、もつれがひどくなりなりすぎて皮膚にフェルトが密着しているような毛玉になってしまっている場合は、ほどくのがかなり難しいのでトリマーさんにおまかせするほうがいいです。

何度も同じ場所にスリッカーを繰り返し当てていると、皮膚を傷つけてしまうことがあるからです。

ブラッシングのコツはあくまで優しくするということです。

長毛種であればもつれの防止に、短毛種でもアンダーコート(抜け毛)の除去など、日々のお手入れとしてもブラッシングは欠かせないものなので、

犬がブラッシング嫌いにならないように注意しなくてはなりません。

苦手なところは少しずつご褒美をあげながら慣らしてあげましょう。

また苦手な部分はブラッシングの最後にしてあげるのもいいと思います。

ブラッシングやシャンプーが少し苦手な犬や、体力があまりなく疲れやすいシニアの犬の場合は、前日までにブラッシングをしっかりしておき、シャンプー当日は軽いチェックで済ませられるようにしておくと、一日ですべての工程をするよりも負担が少なく済むのでおすすめです。

最後にコームをとおし、ひっかかることなくすんなりとかすことができればブラッシングは完了です。

まとめ

シャンプーは犬にとって大きな負担になることもあります。

シャンプー前の下準備は、その負担をできるだけ少なくしてあげるためには必要な手順となります。

またシャンプーや、そのあとのドライングをスムーズに行うためでもあります。

身体のチェックをしてブラッシングを行うことは、身体に異常がないか確認できますし、愛犬とのスキンシップにもなりますので、是非定期的に行ってあげましょう。

もしも異常が見つかった場合は、シャンプーを延期して動物病院に相談しましょう。

トリマーとしての経験上のお話ですが、もつれがたくさんできてしまった状態でトリミングに連れてこられる方がいます。

一度にたくさんのもつれをほどくことになるので時間がかかってしまい、犬にとっては精神的にも体力的にも、そして皮膚にとっても大きな負担になってしまいます。

もつれは一度できてしまうとほどくのが大変なので、もつれができる前にブラッシングをして、もつれを防止することが何より大切です。

 

 

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